ローライフレックス2.8Eは、ローライフレックス2.8としてセレン式露出計を搭載した初めてのモデルで1956-59年に製造された二眼レフの名機です。露出計は付いているものといないものが用意されましたがこれには付いていません。 次のローライフレックス2.8Fが完成形となりますが、搭載されていますレンズは写りに定評のある同じカールツァイスのプラナー80mmf2.8です。2.8F程非常に高価ではない2.8Eはプラナーを楽しみたい方には狙い目ではないでしょうか。 本カメラの外観は、写真のように表面の黒い塗装は剥がれている所が多くリペイントされ、擦れも多いです。張り革は剥がれている所が多かった為に新しく張り替えました。 巻き上げクランク、シャッタースピードツマミ、絞りツマミ、ピントツマミの動作はスムーズです。シャッターは各速度問題なく切れます。スローに粘りはありません。 レンズはテイク、ビューレンズ共にカビ、大きな曇り、キズはありません。 問題点としまして、写真4のストラップ取り付け部の左のネジがありません。また、写真7の裏ぶたのカメラは立てて置くための金具が1つありません。どちらも写真を撮影するのに特に支障はないかと思われます。 マニュアルカメラは、きれいなカメラであっても使わないとシャッターが粘ったり、切れなくなったり、レンズにカビが生えたり等して満足な使用が出来なくなります。 このカメラは、ローライフレックスのプラナー付きで良い写真が撮れた事から60年余り良く使われている様子です。写真を撮るという機能面ではこなれて、使い易いカメラになっています。よく使われた為か各部の動作は滑らかです。使っていてあまりストレスはかかりません。 二眼レフのローライフレックス80mmf2.8のプラナーを使ってみたい方にお勧めします。 付属品はありません。 rolleiflex カラー···ブラック 種類···二眼レフカメラ